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トロントで人命救助をした話【心肺蘇生法・CPR・ドラッグ】

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Hi!トロントでは急に寒くなってきた今日この頃みなさんいかがお過ごしでしょうか。

トロントに来て約2ヶ月半がたったのですが、9月中旬にとある出来事がありました。

ハウスメイトがOD(薬物の過剰摂取)で倒れて、助けを求められて呼吸をしてなかったので救急隊が来るまでCPRを施して、日本やアメリカにいた時を含めて人生初の人命救助をしました。

今回はその経緯や、その時の状況、CPR、ドラッグなどのことについてシェアしていきたいと思います。

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 ことの経緯

9月中旬の夜、夜ご飯を食べ終わり、次の日も朝早く出勤だから寝る準備でもしようかなと思っていた9時くらいにこの人生初の出来事が起こりました。

 

自分が住んでる家はベースメント、1階、2階があり、自分は2階に住んでいるのですが、いきなり2階に知らない女性が上がってきて

「Real emergency, please, please help me!!」

みたいな感じで、2階に住んでいる他のハウスメイトに助けを頼んでいるのを聞いて、自分も部屋を出て1階に行きました。

 

 1階の部屋に行くと顔見知りではあるけど別に話はしたことはないハウスメイトの男性がベッドで白目をむいて倒れているのを確認しました。

 

 

 現場発見から

現場発見から救急隊が来るまでの状況を説明しますが、正直自分も若干冷静さを欠いていた+英語で対応しないといけなかったこともあって100パーセント正解な処置は出来ませんでした。

ただ、それでも彼を救うことはできたのでやらないよりやる精神は大事だと思います。

 

心肺蘇生法の手順|日本医師会 救急蘇生法

ちなみに最近のプロトコルだと一般人の方への簡易化のために、呼吸がない場合は直ちに心臓マッサージをしましょうということになっています。 

 

 状況把握

まず、その知らない女性は誰かということなのですが、その彼の彼女は見た事があったので、友達だろうと当時は思っていました。

そして、その女性に何があったのかを聞こうと思っても、あまりにもテンパってるし911に電話して!って騒いでるし、CPRしないと!って英語で騒ぎまくってるので、正確な状況はわかりませんでしたが、”何か”を吸っていて急に倒れて呼吸がなくなったということを把握しました。

 

彼の気動を確保して呼吸と脈を確認すると、呼吸がないことをまず確認。

脈はあまりにも早い鼓動だったので正しい鼓動ではないんだろうなと推測しました。

 

 911に電話

ハウスメイトの1人(日本人)が911に電話して、住所を伝えて、その女性がテンパりつつ状況を説明しました。

911の電話対応の人も、Calm down!!と女性に伝えますが冷静さを欠いている感じから、この人も吸っていたのだろうと思いました。

 

 CPRを施す

そしてその女性がCPRして!と騒いでいたので、自分がCPRを施しました。

もちろん、リアルな人に心肺蘇生をするのは初めてだったので最初は戸惑いましたが、今までCPRの練習をしてきたことを冷静に思い出しながら行いました。

 

CPRを施しつつ、状況を911の電話対応の人に

I am doing CPR to him now, he doesn't have correct heart beats and breath

みたいな感じでと伝えると、救急隊が来るまで心臓マッサージ30回を1分間に100回のペースでして、人工呼吸2回というサイクルをそのまま続けてと言われました(AEDはなかったので)

 

 救急隊が来るまで続ける

言われるがままにCPRを続けると、彼が嘔吐したり、深く息を吐いた後にまた無呼吸になったので、またCPRを続けると呼吸が少し戻りました。

そして、正確な時間は分かりませんが割と早く救急車が到着し、救急隊の人たちがやってきてバトンタッチをして、狭い部屋だったので部屋を出て上の階に戻りました。

 

 

 後の話

状況説明はその女性がしていたので自分は救急隊とは話していませんが、He is not chocking nowというのが聞こえてきたので呼吸は戻っている感じでした。

救急隊の人に運ばれて、彼はその後救急車で病院に運ばれていきました。

 

救急車が去った後にその女性に状況を聞くと、彼はヘロインを吸っていたとのこと。

それで恐らくオーバードーズで呼吸停止に陥ったらしいです。

これがその時の自分のツイートなのですが、その時はその女性は恋人って思っていたのですが、ただの友達か浮気か売人なんかじゃないか?と他のハウスメイトと推測していますが、彼は他にも色々問題があったので9月末で退去させられたので、真相は闇の中です。

 

翌日、お礼を言いに家主と一緒に自分のところに来ました。

心臓マッサージの影響で胸が痛かったり、後遺症で左肩が上がらないみたいでした。

ドラッグはダメだけど、彼の命が助かって良かったと本当に思います。

 

 

 CPRの重要性

今回、これを記事にした理由が2つあって、その1つがCPRの重要性を再確認できたということです。

www.new-justbliss.com

昔自分の記事で紹介したのですが、自分はアメリカでATのフィールドワークをするために国際救命救急協会のCPRの資格(AHAの資格と互換性あり)を保持していたことがあったり、現在も日赤のFirst Aid Providorの資格を保持しているのでCPRに馴染みはありました。

 

また、Boise State Univ.に行った時のATCの方の自身の体験を含めた特別レッスンだったり、大学でスポーツドクターの方のHands Only CPRの授業を受けたりなどしていたおかげもあってか、CPRの重要性は理解していました。

 

 

ただ、正直なところ、自分がそのCPRをスポーツ現場でもなくトレーナー活動関係なく、一般生活の中でするとは想像してもいませんでした。

もし自分がCPRに馴染みがなかったら今回のように対応できたかどうかは分かりません。

もし今回倒れた人が赤の他人じゃなくて身内や友達だったとしたら、自分が冷静さを保てたかと言われたら、これまた分かりません。

 

でも確実に言えるのは、少しでも知識があったから、今回のような対応ができて、人の命を救うことができました

そして、改めてCPRの重要性を確認することができました

 

日本でも心肺蘇生法(CPR+AED)の講習は自動車学校や高校や大学、職場でも結構されています。

ただ、その中の何割が受け身じゃなくて真面目に講習を受けているかは疑問です。

 

自分みたいに異国の地で心肺蘇生をしないといけないことがあるかもしれません。

もしかしたら、自分の身近な人が倒れるかもしれません。

その時のために、少しでもいいので心肺蘇生法の知識を持っていることをお勧めします。

www.med.or.jp

 

 

 カナダのドラッグ問題

そしてこの記事を書いたもう1つの理由がドラッグについてです。

canadiancentreforaddictions.org

カナダではドラッグの乱用が問題視されています。

 

ご存知かもしれませんが、カナダでは大麻の使用が合法になりました。

ただ、それは取り締まりできないくらいまでになってしまったので、いっそのこと税収にしてみようなどといった、とてもポジティブな理由とは言えないみたいです。

医療用として必要としている人もいますが、この乱用については娯楽目的についてです。

 

また、大麻の他にコカインやメタンフェタミン、そして今回のヘロインなど中毒性が高い違法な薬物も問題になっています。

職場の方の友達とかも薬物依存に苦しんでいる人が沢山いるそうです。

 

薬物の過剰摂取(オーバードーズ:OD)で亡くなってしまう方も多くいますし、ある記事に書いてあったのですが、ODの場合は警察に取り締まられたくないからという理由で911に電話しないケースも多いという事態も起きてるみたいです。

(ちなみに今回の件でも警察が来て写真を撮っていました)

 

 

若者の間では大麻は割と普通ですし、薬物やっている人もいます。

もしカナダに来て、誘われたりしたら大麻に関しては自己責任ですが(オススメはしませんが)、薬物に関しては周りに流されずにNOと言える意思を持ちましょう。

薬物している自分カッコいい!みたいに思っている人もいるかもしれませんが、そんなことは決してありません。

 

兎にも角にも、自分の身は自分で守るためにも冷静な判断をしましょう。

 

 

 まとめ

今回は、トロントでCPRを施してハウスメイトの命を救った話、そしてCPRの重要性ドラッグ問題について紹介しました。

身近な人を含めて、急に周りの人が倒れて心肺蘇生が必要な場面が急におとずれることがあるかもしれません。

その時のためにCPRの知識を少しでも持っておくことを強くオススメします。

また、カナダの留学中、ワーホリ中の方はドラッグ問題を理解し、自分の身を守るためにもNOと言える意思を持ちましょう。

ダメ!ドラッグ!Bye!